2011-02-23

Bandcampとライブ音源

先日(2011/02/20)からHz-recordsのBandcamp(http://hz-records.bandcamp.com/)にて、2010/12/12に開催された"PROTOCOL" feat. Hz​-​recordsのライブ音源を販売開始致しました。








■ライブ音源について
試聴は2曲だけですが、5曲入り5ドルで販売しています。
Bandcampの試聴プレイヤーは128kbpsらしいので音質よくないですが、販売に関しては320kbps(mp3)だったり、他の形式でも買えますので、是非購入して3人の音源を爆音で聞いて欲しいです!(スピーカ推奨)
そもそも「何故ライブ音源を販売しようと思ったか」ですが、エレクトロニカ界隈のライブ盤(即興やエクスペリメンタルが多い気がします)は販売しているものもあるけど数が少ないと感じていて、「過去10年間の電子音楽のライブ盤で記憶に残っているものはありますか?」って質問されると個人的にはあまりないんですよ。(リリース関係詳しくないですけど)現在のライブ音源の現状はアーティスト自身がフリーで配っていたり、サウンドクラウドにUPしてたりが多いような状態なので、「しっかりした形で残す」「満足できる音質で残す」というのが一つ。
もう一つが、同じレーベルの3アーティストが同イベントでのライブ音源が時間別で残っているというのは、ライブ盤の歴史を振り返っても例がないんじゃないのかなと。
こういう形でしっかり音源を残すことによりイベントの内容も残るし、将来的に”伝説のライブ”に成りうる可能性があるのかな?って。(◯◯◯◯ライブinジャパン!みたいなw)
そんな理由です。



■録音について(KORG "MR-2")
このライブ音源はKORGのDSDレコーダー"MR-2"を使用し、会場である落合SOUPのPAミキサーからラインで録音しました。
この収録で初めてKORG"MR-2"を使用したのですが、大変クリアで素晴らしい音質だと思います。
同じ音源を同じ条件で録音し聴き比べたわけではないので正確な意見ではないですが、他の3,4万円クラスのレコーダに比べると色付けのない素直な音質な印象を受けました。
今回の録音に関して低音が少し抑えめに聞こえる印象でしたが(PAミキサーでの処理の関係かもしれません)、帯域的にはしっかり録音されていてマスタリングで無理なく調整することができました。(素直な良い子でした)

MR-2の欠点としては
・1bitレコーディング時の電池の消耗が激しい。(1時間もたないような印象。※単三x2を使用)
・ファイル形式が特殊のため、一度ダウンコンバート書き出しをして編集する必要がある。(付属ソフト内で完結するには無理があると思われる)
・ファイスサイズが大きい

最終的なファイルはUPロードの関係で、24bit、96kHz、aiffになっています。
※個人的には24bit、192kHzからmp3(320kbps)に変換したものを販売したかったが、販売サイトの関係で上記の様に落ち着きました。(ファイルサイズが大きすぎるため)



■Bandcampについて
配信販売についてNOEL-KITさんのブログで分かりやすくまとめられています。
http://d.hatena.ne.jp/loadbang/20100715/1279185312

ライブ音源を販売するにあたってBandcampを使用している理由
・bandcamp使用手数料が無料(paypalの受け取り手数料はかかる) ※追記あり
・320kbps(mp3)で販売できる。(iTunesは128kbpsや256kbpsだったりする)
・価格を自分で決められる(通貨=円やドルも選択可能)
・サイトの使い勝手が良い
・UPロードが済めば即販売可能(すべて自分で管理できる)

※追記(2011/04/26)
Bandcampの販売において"revenue share"(販売手数料)がかかるようです。
http://bandcamp.com/pricing
上記「Then how does Bandcamp get paid?」項によると、「10%レートの場合$10USDの物を10回売ると手数料がかかる。10回売るとカウンタは0になる。」と書いてると思われます。(あってるかな?)通常レートは15%。
少し自信ないですがそんな感じのようです。

特徴
・wav, .aif or .flacのファイル形式でUPする必要がある。(mp3は不可)
・24bit,32bitに対応し192kHzのファイルのUPも可能。(ファイルサイズは291MBまで)
・試聴はフルサイズしかできない。(iTunesの様に初めの方だけ試聴はできない。表示させないことは可能(ボーナストラック扱い))
・試聴プレイヤーのビットレートは128kbps
・200DLまで毎月フリー配信可能(200DL以上は有料)
・決済にはpaypalを使用

■paypal
paypalは少額決算向きの”micropayments”を使用。
以下のサイトを参考にしました。
http://blogs.itmedia.co.jp/yasusasaki/2010/10/paypalmicropaym.html
USD手数料↓
http://d.hatena.ne.jp/Sirokoix/20101016/1287190395

最近”PayPal for Digital Goods”と言うサービスが始まったようです。
これは”micropayments”と通常決済どちらが効率が良いか自動的に判断してくれるサービスのようです。
が、情報があまりなく、どのように設定するのかいまいちハッキリしません。
現状では”micropayments”で問題はないので、変更はしてません。



以上、今回のライブ音源とBandcampについてのまとめでした。

2011-02-02

Sokif ”your voice”

友人のSokifさんがついにCDをリリースした。

sokif - "your voice"
レーベル:Revirth

02.sourire digest by Revirth


今までリリースしていなかったのが不思議な人ですが、ついに本日2010年2月2日にアルバム”your voice”がリリース。自分のことのように嬉しいです。
このアルバムはとにかく攻撃的なところがなく、例えるならサンバのような突き抜けて明るい爽快感があり、”Happy”という言葉がぴったりなアルバムです。本人曰く「女の子ウケが良い」と言ってましたが、わかる気がします。なんだかほんと”悪い”とか”破壊”とかそういう暴力性の音と真逆で、とにかく明るくてハッピーな音なんですもん。そりゃ女の子好きかもね。
あともう一言面白い感想をもらったと言ってました、「聞けば聞くほどはまっていく”スルメのような音”」この感想は自分も同感で、男の人はこういう感じの感想が多いいみたいです。一見サラリと聞けてしまうのだけど、そのPOPさの裏で実は隠れて凄いことやっていて聞けば聴くほど発見があったり、矛盾してるけど「簡単に聞けていまうけど、聴き応えがある」ってところでしょうか。
個人的に何年か先に聞いたときに良いなと思えるアルバムが良いアルバムだなと思うのだけど、このアルバムは名盤の予感がします。
身内押しだと言われても仕方ないけど、とにかく皆さんに是非是非一度聞いて頂きたいです。

■■■■【Podcastな話し】■■■■
上記ご紹介のSokifさんにアルバム発売を記念して先日、自分がやっているPodcast "Tokyo Basement Sounds"に出演してもらいました。
飲みながらグダグダの収録でしたが、とにかく楽しい夜でした。編集しながら何度も聞いたのですが、いつも同じところで笑ってしまう。そんな楽しい雰囲気も含んだPodcastはこちらです。

http://tokyobs.seesaa.net/

はい、そんなPodcast "Tokyo Basement Sounds"ですが、第一回目の配信日が”2010/02/03”でしたので、ついに明日で1周年を迎えます!
現在リスナーが468人!(ありがとうございます!)
これからも自分らが飽きないペースで続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

引っ越してきました。

amebloからBloggerへ引っ越してきました。
Bloggerのタブ(ページ)機能が使いたくてと、アメブロの過剰サービスが前々から嫌だったので。

今後共、どうぞよろしく。