2008-01-25

【論文?】ライブスタイルを考える

職場の有線でQueen『ボヘミアン・ラプソディ』のライブ版が流れていた。


この曲をライブで再現してしまうのは、本当にすごい。
しかし、今現在PCを使ったライブをすれば一人でも再現出来てしまう。
もっと言えばPCを使えばどんな音でも出せてしまう。
PCで作り上げた物を(例えばCDに入れた曲)ステージで再現するのはカラオケと大差ない事をわざわざ人前で大げさに見せているにすぎない。
生演奏と違って緊張感や音の強弱の変化やピッチのずれなど、その場限りのギリギリの緊迫感などが無いので音楽としての安定感はあっても、ロックなどによる人の心を鷲掴みにする魅力などは生まれ得ないと思う。
そう言う意味ではロックのライブは完成されたスタイルで、エレクトロニカなどはまだまだ完成されてはいないのだと思う。

まず第一にステージで演奏者の動きがすくない。
やはり見ていて退屈だ。
そして衣装とかも含め、視覚要素での刺激が少ないと思う。
ユニットにVJがいるなら別だが、VJによる映像と自分の音の世界がリンクする事はまず難しい。何せ別々に作っているので当たり前の事だ。
そしてYMO以外立っているだけで、カリスマ性のある人っていない気がするんだよね。。。


その2、音の安定感。良い意味での不安定な感じが必要だと思う。
PCで演奏すると、どんな音でも出せるという自由はあるが、感情表現などが出来る生楽器と比べると出音に関して言えば不自由な楽器である。
自分の思っている以上の音は確実に出ないので、なにか一工夫必要だと思う。

その3、ロックの場合完成された曲を演奏する事に意味があると思うが、PCベースは完成された曲を演奏する場合、カラオケと大差変わらなくなってしまう。

即興の場合、緊張感を出せる反面、ネタの仕込みの念入りにしても長時間演奏する場合や、ステージが近い場合はネタギレしてしまう。
ネタを仕込み演奏しても”即興”になるのかという疑問はあるが、ネタが無いと音が出ない=楽器が無い、と考えても間違いではないと思う。
そのネタを元にリアルタイムで加工して新たな音を作り出すのは、即興と考えても良いのではないだろうか??

話が戻るが、お客さんが事前に音源を聞いてライブに来てくれた場合、やはり聞いた事のある曲を聴きたいと思うのが普通だと思う。
しかし上記に書いた通り、”カラオケ”状態の演奏をしてもつまらないし、即興だとせっかく遊びに来てくれたお客さんの期待に応えられないかもしれない。
なので、結論を言うとPCベースでライブをする場合、完成された曲と即興の中間点を目指すべきなのではないかと思う。
難しいけど書きながらそう言う結論に達した。

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フレディ・マーキュリー存在感ありまくりで、格好良し!
もしQueenのライブ見れるなら『ボヘミアン・ラプソディ』は絶対聞きたいもんな。
これぞお客さんの心理だよね。
フレディのシャツが気になるが、コレ脅威の再現力(必見)。

Queen - Bohemian Rhapsody
(Live At Wembley Stadium 1986)




そんな訳で、レベルアップ頑張ります。ルイージ